ラブライブ!サンシャイン!!という作品について

どうも@pink_dangoと申します。本日は題の通り、ラブライブ!シリーズの第二作目にあたる「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品について感情を爆発させるために筆を筆を執った次第です。

ラブライブ?あ〜昔アプリの音ゲーはやってたw」みたいな不届者が多いのは悲しいですが、シリーズは現在、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(ニジガク)」「ラブライブ!スーパースター!」へと展開されています。それぞれの作品に工夫・試行錯誤が凝らされ、先代作品をリスペクトしつつも単なる差別化ではなく意味ある新しさに挑戦的であるという点で、少しでも作品と関わりがある方はシリーズの全てを視聴されるのをオススメします。あと女性声優が全員可愛すぎてガチ恋です(最推しを決めるのが困難)。

今回の主題であるラブライブ!サンシャイン!(以下サンシャイン)は、シリーズ2作目であり、始まった当時は初代に思い入れが強すぎる厄介なオタク(専門用語ではμ's原理主義者とも言われます)から「商業的だ」「人をすげ替えてすぐに新作か」「声優が可愛すぎる(アニメではなくガワで売るつもりで作品に失礼だ、の意)」などと叩かれて荒れたのも懐かしいです。そういった逆風の中で、伝説の初代スクールアイドルμ'sとは違うラブライブを魅せてシリーズとしての在り方を示したのがAqoursです。

ラブライブシリーズでどれが一番好き?」これは東大の入試より難しい問題です。答えがありません。しかし、僕は、アニメのテーマやその歩んできた道のりに最も感情を重ねたサンシャインが最も好きだと言えます。ネタバレになりますが(もうアニメが終わって数年なのでネタバレもなにもないが)、μ'sが奇跡の成功を果たす物語だとすれば、Aqoursはもっと泥臭いというか、敗北や挫折を味わいながらも栄光を掴もうと頑張る、極めて人間臭い物語です(ラブライブで優勝はできたが廃校は救えなかったという落とし所は個人的にはサンシャインを象徴するところであり、当時研究室で最終回を見てボロ泣きしました)。このへんは共感してもらえるか賛否あるとも思います。

ラブライブシリーズの特徴として、TVアニメ・映画だけでなく、雑誌やゲーム、果ては声優さん達による現実での楽曲・ライブなど、コンテンツがマルチメディア展開される点があります。とはいえやっぱりアニメが最もコンテンツを盛り上げる要素であるのは言うまでもなく、2016年夏に1期、2017年秋に二期、2019年に映画が公開されていた流れとコンテンツの盛り上がりも同期していたように思います。言い方を変えれば、映画が終わってしまったあとは「映画も終わってしまった後は何をやるんだ(μ'sのようにファイナルライブ・解散をしてしまうのか)」とコンテンツの終わりが予想されてしまう状況にあったと思います。細々と楽曲を提供してライブをするのにも限界があるのでは?そう思うオタクは俺だけではなかったと思います。

そのような状況に加え、2020年春からcovidの世界的感染拡大、それに伴うライブの中止・延期が相次ぎ、開催の目処も立たず、大変厳しい状況が続いていました。SNSで悔しい思いを吐露する声優さんや実際に体調不良による休養を取られた方もいて、本当にcovidの打撃は大きく、やり場のない思いが募るばかりだったと思います(最も僕はその頃アメリカにいましたが)。

そのような状況の中、ワクチンの普及あるいは人々の感染対策意識の向上によって少しずつ感染状況も落ち着きを見せ、声出し禁止などの制限はあるものの、有観客でのライブが開催できるようになりました。僕自身、アメリカから帰国してからLiella! (ラブライブ!スーパースター!のスクールアイドル。声優が全員マジで可愛すぎてガチ恋。伊達さゆりさんと青山なぎささんとLiyuuさんと岬なこちゃんとペイトン尚美さんが好きです)のライブに4回参戦しましたが、もう本当に本当に最高でした。「仕事で人を感動させられる、心を震わせられるのが一流だ」と京都大学前代総長の山極先生に言われたことがありますが、僕もそういう人間になりたいと思わされます。

 

前置きが長くなりましたが、先日、Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~に参加してきました。東京ドームという大舞台での開催で、特にμ'sがファイナルうライブを開催した伝説の地であり、ラブライブにとって特別な意味を持つことは強調しておきたいです。Aqoursとしては二度目の東京ドームになります。前回は2018年秋の4thライブで、その時もサークルの友人と現地に参加していました(北川くん見ていますか?今すぐニジガクとスーパースターを全話視聴してください)。当時は僕も大学院博士1年目で、自信の研究で非常にインパクトがあるがシビアな結果を得てしまい、色々な葛藤や障壁、衝突がある中でも諦めずに研究を続け、年内に極めて重要な国際会議を2件控えた状況でした。そういう研究生活の中でAqoursの楽曲にたくさんの勇気と元気をもらっていたことは言うまでもありません(勇気はどこに?君の胸に!)。当時ライブに参加した際は、色んな想いが爆発して号泣オタクになっていたのを覚えています。特に、WBNW、WONDERFUL STORIESの二曲は思い入れが強すぎて感情が爆発しましたし、後述するキセキヒカルはメロディと歌詞が本当に好きで(映画での使われ方も好き)、浦の星交響楽団によって披露されたときは感情が爆発したのを覚えています。また、4thのテーマソングでもあった「Thank you, FRIENDS!!」は、もう言葉にできないくらい好きです。アメリカに行く途中の飛行機で無限に聴いて号泣していました。あの渡米した日を思えば、僕は友達には恵まれています、と胸を張って言えます(2年で帰国しましたが)。これからの人生で周りの友達に少しでも恩返ししていければと思っています。Aqoursはいつも大事なことを教えてくれます。

 

さて、前置きが長くなりましたが(2回目)、6thの感想を始めます。全体として本当に素晴らしく感動したのはもちろん、これからの始まりを期待させてくれる終わり方だった点で、本当に元気を貰いました。Aqoursらしい、それぞれの想いが詰まった最高のライブでした。キャスト全員最高でしたが、特に小林愛香さんの気合いの入り方と最後のMCでの涙、斉藤朱夏さんのMCでの涙と「成長できたかな?」というセリフ(あんなもん感動ボロ泣きガチ恋オタク一生着いていきます案件です最高)、伊波杏樹さんの一挙一動すべてが最高でした、Day1のMCが「この2年間いろんな辛い悔しい思いがあったけど全てを乗り越えてこの約束の地に戻って来たぞ!」「たった1人でも観に来てくれるならその人のために全力でライブをする、そういう気持ちでやってます」という熱い想いと人間的迫力を感じて特に良かったです(UVERworldのMCで聞いたことあるような...)。もちろん他の声優さんたちも本当に素晴らしいのですが挙げるとキリがありません。オタクはADHDなので好きなものを一生好きなのですが、「Aqoursを好きな人がこんなにもいるんだから、私たちだって全力で頑張りたい」と言ってくれるのはオタクとして嬉しいところです。でも最近の楽曲を聴き込んでなかったことには少しオタク反省しました。

 

以下、楽曲の各論です。特に言及したいものだけ取り上げましたが全部最高でした。

 

・なんどだって約束!

ライブで聴く前後で印象が最も大きく変わりました。Day1, Day2の1曲目、Day2の2ndアンコール曲であり、「東京ドームにまた戻ってきて会おうね!」という声優さんとの約束をしてしまいました。ライブが終わる度になんどだって約束!できるので無限ループです。無限回会いに行きます。サビのダンスの振り付け(特に伊波杏樹さんの表情)が可愛くて最高でした。

 

・未体験HORIZON

4thで高槻かなこさん(この曲のセンターを務める花丸ちゃんの声優)が「私だってセンターで歌いたい、花丸ちゃんをセンターに立たせたいッ!」と魂の叫びを聴いて共鳴したオタクは俺だけではなかったと思います(その結果実際センターが実現)。センターに立ってくれて良かったけど高槻さんにはもう少しそのことに言及してほしかった(昔からの夢が叶うとかが好きなオタクなので)。最初の始まりで「○○へ〜ようこそっ!(○のポーズ)」がめっちゃ好き。楽曲としては正統派ラブライブっぽい曲(どう思いますか)。

 

・Awaken the power

Saint Snow無しでやるんか〜〜〜〜〜いっ!w 

楽曲としてはめっちゃアガるし最高だけど、目の前の異次元デブ激臭オタクが立ち上がったせいでマジでエグかったのだけが残念。

 

・1STER

白状するけどソロ曲ほとんど知りませんでした。その中でも初見でめちゃくちゃ良い曲やんけ...と感動し、帰宅後即SpotifyでDL, 今聴き込んでます。めちゃくちゃ良い曲で聴けて良かったけど、コットンキャンディえいえいおー!も聴きたかった...

 

・迷冥探偵ヨハネ

東京ドームで新曲披露ってパワーありすぎで笑うけど最高だった。ウルトラワイドクソデカモニターを使った堕天使羽の演出とかも凝ってて、ヨハネというキャラクターの良さと小林愛香さんの良さを追求して曲に落とし込んだなって感じで最高だった。

 

・MOTTO-ZUTTO be with you

小宮有紗さんが和装似合いすぎて無限にニコニコしてました。ちなみに小宮有紗さんは僕と生年月日が俺と全く同じです。僕は小宮有紗さん。

 

・KOKORO Magic "A to Z"

衣装好きすぎ、アラビアンっぽい雰囲気。曲も良い。伊波杏樹さんの合いの手的なやつ気合い入りすぎで好き。

 

・KU-RU-KU-RU Cruller! 

Liella!のライブの時から隙間時間に無限に流されていて印象にとても残ってたので、ついに現場で本物を聴けて良かったみたいな気持ちが強かった。

 

・Deep Resonance

小林愛香さん大暴れ曲。歌もダンスも好きすぎるしラスサビ入る前の魔法陣描くやつほんまに好きすぎて好きなんだよなぁ。浦の星交響楽団ターンの楽曲だったので迫力がハンパなくて暴れてました。オタクとカラオケで暴れたい曲Tier 1。

 

・Britest Melody

ガチで思い入れが強すぎる曲。暴れすぎて俺も周りのオタクも普通に声出てた。ガチで名曲なのでオタクくん以外も聴いてほしい。浦の星交響楽団に演奏してほしい曲1位(タイ)になるのもわかる。

 

想いよひとつになれ

マジで最高で思い入れが強すぎる曲。「何かを掴むときに何かを諦めない」この言葉に救われた人は多いんじゃないでしょうか。僕も博士課程で全てを捨てて研究に懸けてた時期いがありましたが、この曲を聴いて憑き物が落ちたような感が当時ありました。楽曲としても本当に好きですし、逢田梨香子さんが本当に可愛くて好きです。芸人としてではなく真面目に仕事してる逢田梨香子さんも最高。これも浦の星交響楽団に演奏してほしい曲1位(タイ)、オタクはよくわかっとる。

 

・NEXT SPARKLING!!

Aqoursの映画のラスト曲。死ぬほど好きで思い入れがある。割と序盤での披露だったけどこんなもんいつでも何回でも披露してもろて大丈夫です。最高。無印映画に比べるとサンシャイン映画は諸説...みたいなとこがあるが、この曲が全てを解決して感動に包み込んでくれる。

 

・キセキヒカル

もうマジで好きすぎる曲で、1日目は披露されなかったらDay2で披露された最高。歌詞の全てが頑張る人間に重なるし僕にとっても例外ではない。「諦めないことが夢への手がかりだと今だから言ってもいいかな、言いたいね」「投げ出したい時こそ大きく変わる時さ、そこにきっとチャンスがあるから、あったから」Aqoursの物語で紡がれる言葉の重みがあります。個人的にM2の途中くらいから大学院での研究は楽しいことよりつらいことのほうが多かったし色んなしんどさがありましたが、それでもやり遂げられたのはこの曲の意味するところと同じと思ってます。本当に大きな壁を乗り越えた後に見る景色や歩んできた軌跡はとても綺麗な宝物だとこの曲が教えてくれました。

 

君のこころは輝いてるかい?

Aqoursの代表曲。YES!と答えました。

 

6thライブ、本当に最高で、感情を大きく動かされて、Aqoursとともにあった自分の人生を見つめ直しました。Aqours最高です一生ついていきます。他にも披露してほしかった曲は無限にありましたがまた別の機会に聴けることを願って、なんどでも約束です。ラブライブ!サンシャイン!!最高です。

 

幻日のヨハネというアニメがどのような展開を見せてくれるのか、新しい挑戦にとても期待しています。とても楽しみですね。沼津にもめっちゃ旅行行きたいです。誰か一緒にいきませんか。

 

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